目的
Knowledge from Experience with Worldly Education
国際的な知識と経験から学ぶ
国際的に見て、日本の学校は「学習する」という面で、非常に優れています。教員も生徒もまじめで、教えたい、学びたいという意欲があります。でも、なぜ学んでいるのか?と目的を聞かれると、「名のある大学に入りたいから」、「周囲に言われたから」と、迷いながら探し求めるはずの人生の目的からはかけ離れたものになっています。
何のために学んでいるのかを肌で感じること、これがKEWE菊下塾の目的です。国際的に常識となっている知識を専門家から得た上で、実践的な体験をまじえたワークショップの中で、多様な社会を観察し、考えて、いろいろな背景をもった人々と話し合い、解決策を見つけていきます。貴重な体験や討論を通じて、真の自分を知り、才能を伸ばしていくきっかけにもなるはずです。弁論大会ではない、「討論・議論」を日常の中に入れていき、自分の考えや自分とは違う考えを理解しながら学んでいく環境が必要です。
KEWE菊下塾では、学校の外にある「ワークショップ」という形式を取りながら、「考える=話す(表現する)=提案する」という体験を、様々なジャンルで試してもらう環境を提供したいと思っています。特に英語で学ぶことで、他言語を日常に入れるようにしていきます。
日本の各地域でSDGsを頭に置きながら、地方ワークショップ、インドネシア、アメリカ、ヨーロッパの国々などでの同様のワークショップを行いつつ、日本での授業を国際的に広げていく活動も行っていきたいと思っています。
国際的な視点を忘れず、自分の経験と思考をもとに、一人でも多くこれからの世界を作っていく人材が増えていくことを心から願っています。
KEWE 菊下塾代表
菊地ふみ子
略歴
Fumiko Kikuchi 菊地ふみ子
菊下塾代表
大学卒業後メディアの世界に入り、その後ニューヨークのコロンビア大学大学院、パリ大学で、比較教育史および新教育について研究を続けながら、ヨーロッパのクリエイティブスクールなどを訪問してフィールドワークを行い、『日本占領期の教育改革とその後の影響』についての論文で修士の学位を得る。
友人と米国で地元紙を発刊、米国にある慶應義塾ニューヨーク学院高校社会科および国語日本語科で教鞭を取りながら、校長、学部長として改革に伴う学校経営に携わった。コロナ下、日本の高校としては最も早くオンライン授業等を開始した。
現代のあらゆる社会問題について、有識者から知識を得た上で実際に経験し、疑問に思ったことを自由に討論し合える機会をつくり、国際的な視野を持って政治・経済・社会問題を解決していける人材を輩出することに情熱をかたむけ、2015年からインドネシアのバリ農村や2024年から静岡県下田市でワークショップを開催している。
2024年にKEWE菊下塾を開き、より広い範囲での活動を続けている。