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米国の地域創生活動家への取材 

執筆者の写真: Fumiko KikuchiFumiko Kikuchi

 学校生活を離れ、日米半々の生活になったので、米国にいる間は、周辺の町おこしの活動家や面白い人たちを取材してまわろうと思う。「もっと気持ちのいい場所に暮らしたいけれど、どうしたらいいだろう?」「もっといろいろな人とが繋がるコミュニティにしたいけれど、そのために私に何ができるだろう?」歴史には勝てない人間、でも今現在、ベストな社会共同体を創ろうとしてい。


<米国の地方再生活動取材シリーズ1:NY州ホワイトプレーンズ市Tom Roach市長>


 ホワイトプレーンズ市のローチ市長にインタビュー。新聞社にいた頃、ホワイトプレーンズの住民3代目の彼の職業は弁護士。もともと地元の活動家で、市のCommon Council(市民代表委員会)のリーダーも務めていたので、市がスキャンダル等でもめていた時に、自然に市長になった。ホワイトプレーンズ市は人口約6万人(人口として一番近い日本の市町村は新潟県佐渡市である)で、現在白人と南米からの移民が半々。黒人とアジア系はそれぞれ10%ほどで、人種は混在している。

 ホームレスをなくし、自然環境を改善し、経済を安定させ、市民の気持ちを上げたい、そのために政治家として、市と警察など、関係団体の横のつながりを強めて、常に会話を忘れず、関係を密にしていることが自分の仕事だ、という。トップにはトップにしかできないことがある。彼のように、地位や権威を嵩にきずにいるトップは多くない。行政のトップとして最も大事なことは、個人の信条を明確に、みんなに知らせる、そして会話することだろうと思う。すでに10年以上も市長の座にあるため、今年は他の仕事にチャレンジし、もっと自分の時間を楽しむ予定だそうだ。(2025年1月30日)




 
 
 

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